風邪を引いた際に初期におこるのどの痛みはウイルス性の場合が多く、これらは抗生物質が効かないため対症療法となります。風邪の後半になると細菌性のものが多くなってきます。体の抵抗力とのどで増殖した細菌とのバランスの上で症状が決まるため細菌性の場合(図1)は抗生物質を内服したり、重症の場合は点滴治療を行います。
小児の咽頭炎・扁桃炎
小児においてよくみられるアデノウイルス感染症、溶連菌感染症(図2)による咽頭扁桃炎については診断キットを用いた検査を行い、その場で感染の有無が判明します。
成人において重症化してくると、痛くて食事ができない、口が開けにくいといった症状が現れます。扁桃腺の炎症が強いだけでなく、扁桃腺の周囲に膿(うみ)がたまることもあり(扁桃周囲膿瘍)、のどの粘膜を切開して膿を出さなければならないケースもあります。重症の場合、大病院への紹介となることもありますが、病院への紹介では1日がかりの通院になり、お仕事や学校を休むことになります。当院では状況が許す限り、通院での点滴治療(右図)を行うことで早期回復を目指し、できるだけ仕事や学校を休まずに治療を進めていきます。またその場で採血検査を行い、血液データから炎症の程度を調べることで病気の重症度を評価(▶2)し、治療期間及び治療内容の見通しを立てます。さらにのどの奥の見えにくい部分については咽頭・喉頭ファイバースコープ(▶1)にて検査を行います。 妊婦や授乳婦の方においてももっともリスクの少ない方法で咽頭炎・扁桃炎の治療をいたします。
● 仕事を休まずにこまめな通院で治療を進める。
● 採血検査を行い病気の重症度を判定する
● 早期治癒を目指し積極的に点滴治療を行う
※点滴通院が続く場合、2回目以降は診察時間内の希望時間に予約を取りますので待ち時間なしで点滴を受けることができます。
デジタル咽頭スコープ/デジタルメディカルスコープ VersaCam
株式会社ニデック
小児においてよくみられるアデノウイルス感染症、溶連菌感染症(図2)による咽頭扁桃炎については診断キットを用いた検査を行い、その場で感染の有無が判明します。
全自動血球計数器 CRP測定装置/MEK-6500シリーズ セルタックα
日本電光
血したその場で白血球数、赤血球数、血小板数がわかります。また炎症の程度を表すCRP値も同時に測定し、重症度を決める上で参考にします。
咽頭・喉頭ファイバースコープ
オリンパス ビデオスコープ・ビデオシステム
診察しているその場で患者さんの鼓膜の奥 すなわち中耳に水がたまっているかどうか正確に測定できます。中耳炎の診断を客観的に適切に行うことができます。
ソファーで点滴
採血検査を行った後は、治療期間短縮のために点滴を数日行います。通院点滴をくりかえすことで、仕事を休まずできるだけ入院せずに早期治癒を目指します。
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