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競泳 池江璃花子選手の白血病公表

ご本人の公表以来、各方面でいろんな報道がなされてきています。

白血病は比較的早期に発見されたというのが病状に関する説明ですが、まだまだ安心できません。

血液検査で白血病が見つかったとはいえ、どのような型の白血病なのか、また予後のいいものか悪いものか

どうかも判明しておりません。現在精密検査中ということなので、入院とともに骨髄穿刺(腰骨に注射をする検査)

を行い、採取した骨髄細胞を顕微鏡で観察し、さらに血液の遺伝子検索も行った上で最終診断がなされます。

ですから入院しても2,3週間は白血病がどのよう様なものなのかは判明しないのです。

これまで並みならぬ練習をこなしてきた人なのできっとつらい治療も乗り切ってくれると思いますが、

この際、オリンピック出場云々はおいといてただただ治療に専念してもらいたいと思います。

そしてマスコミの方はくれぐれも騒ぎ立てることなくそっとしておいてほしい。

医療に携わる者としては、池江選手の治療に係る医師団の皆様に何とか頑張ってもらって、白血病を完治させて

もらいたいと願うばかりです。治療にあたる先生は白血病の型から、適切な抗がん剤の組み合わせを決定し、

もっとも効果が期待できる抗がん剤の最大投与量を決めます。治療中には感染しやすい状態陥るため、無菌室の中で様々な感染症に

注意しながら、(抗がん剤投与)→(休薬・血液細胞の回復)のサイクルを何度か繰り返します。日本のすべての人が注目

しているわけですから主治医の先生をはじめかかわっている医療関係の方々の御苦労は、我々が想像できるものではありません。

どれだけ時間がかかっても、元気な姿で社会復帰できる日がくることを祈るばかりです。

彼女なら日本中の病気で苦しんでいる人にきっと勇気と生きる希望を与えてくれるはずです。

 

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